入居審査の難しさとその理由??
「希望のお部屋になかなか入居出来ない。。」
そんなご経験をお持ちの方が苦労する唯一の理由。
それは入居審査である!と断言できます。
この世に物件は無数とあります。しかし、お部屋によって入居審査の厳しさは全く変わります。例えばナイトワークに従事する方に多いのですが、
このような状況の背景には、”貸主と管理会社の心理”が大きく影響しています。
ナイトワーク関係者のお話
こういった業種は、これから先の時代も決して無くならない必ず需要のあるものでしょう。
警察から許可や認可が与えられる正規のビジネスでもあります。
しかし、それに対する世間の評価は決して高くなく、公に口外することがはばかられる業種であることが実情です。
入居審査にも悪影響を及ぼすイメージとして考えられるものをいくつか挙げてみます。
1 不安定な経済力
実際の収入は多くても安定性がない、というイメージにより「経済力が低い」という判断をされ、結果として審査通過が難しくなってしまいます。
また、勤務先が変わる頻度も高いので契約期間を満了しないケースも多く、貸主としては家賃収入の見込みも立てづらいでしょう。
2 生活サイクル
ナイトワーク関係者の就労時間は夜~深夜までが多く、こで働く女性の生活サイクルは昼夜逆転であることが非常に多いです
近隣住民が静かに過ごしたい時間帯にバタバタした生活音を立ててしまう可能性が高い。
そうなれば入居者同士のトラブルが予想されます。
3 連帯保証人が付けられない
・家賃を支払えない
・お部屋を破損させその修復費が払えない
このような状況になった場合、
連帯保証人には契約者に変わって責務を肩代わりする義務が発生します。賃貸の契約には付き物の制度ですが、ここでつまづく方は非常に多いです。
家庭環境において色々な事情を抱えている場合、両親や親族にお願いするのは難しいですよね・・・
また、親族から連帯保証人の承諾が得られたとしても、その親族自身に経済力が無ければやはり審査通過は難しくなってしまいます。
以上のようなナイトワーク関係者に対するイメージや実情が、部屋を貸す側である貸主、そして契約の取りまとめを一任されている物件管理会社に良くない認識を与え、入居審査に通りにくい現状を作り出しています。
貸主の心理は?
「家賃の滞納が不安・・」
「家賃未納で無断退去されたら・・」
「経年以外の理由でお部屋が破損していたら・・」
こういった危険性はどんな入居者にでも可能性があります。しかし、過去の事例の中にナイトワーク関係者多いことも事実。なるべくであれば一定の収入のある一般職勤務の方に借りてもらえた方が安全と考えます。
管理会社の心理は・・・?
管理会社には、オーナーである貸主のリスク回避を大前提にした賃貸契約を結ぶ必要が課せられます。
「契約者としてより望ましい人物像」を想像した場合、ナイトワーク関係者の方々は、その選から外れてしまうことが多々あります。
契約者が何かしら重大なトラブルを起こし、マンション経営が危うくなるような事態を招いてしまっては取り返しがつきません。以上が入居審査を取り巻く現状の要点になるかと思います。
住まいの賃貸契約を取り巻く様々なトラブル事例の影響で、貸主のリスク回避傾向が近年ますます強まっております。
ご勤務されている職種、勤続年数、性別や親族の状況などを問わず、お部屋探しのハードルが上がっているのが現状です。